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The Art Of Eric Carle / エリック・カール展 (2017)

コラム
※このイベントは開催終了しました。

エリック・カール展

現在、東京の世田谷美術館では、エリック・カール展が開催されています。この作品展では、彼のこれまでの絵本の原画や、絵画などが多数展示され、大規模な作品展でした。

Baby Bear, Baby Bear, What Do You See? by Eric Carle

“Baby Bear, Baby Bear, What Do You See?”

展示室では、絵本でおなじみの はらぺこあおむし や、くまさん くまさん なにみてるの はもちろん、カールさんのこれまでの絵本のキャラクター達が原画で見れました!

全てが色鮮やかな作品というわけではなく、なかにはちょっとダークな作品もあります。それは、幼少の頃アメリカのシラキュースからドイツに移住したカールさんのバックグラウンドが関係しているようにも見えます。

A Pretzel Story

“A Pretzel Story”

カールさんはドイツの美術学校を卒業した後、1952年にまたアメリカに戻ります。絵本を描く前は The New York Times のグラフィックデザイナーでした。その後、ビル・マーチンJr. から絵本の挿絵デザインを依頼されたことから、絵本の世界に入ったそうです。これまでの彼のグラフィックデザインで鍛えた技法が、絵本とうまくマッチしたのでしょう。実際、1969年に出版された はらぺこあおむし は、今では62カ国の言語に訳され、世界中の人達から愛されるベストセラーになっています。

The Very Hungry Caterpillar by Eric Carle

“The Very Hungry Caterpillar”