子供達にNFTゲームをプレイさせるべきかどうかの判断は、子供の年齢や成熟度、そのゲームの特性など、さまざまな要素が絡む複雑な問題です。ただ、NFTゲームの中には子供向けにデザインされているものなど、比較的、安全面が考慮されている場合もあります。
こういったアプリサービスのほとんどは、主に英語で開発・配信されており、日本語はほとんどありませんので、今後は子供の英語教育に活用できる新たなツールとなっていくかもしれません。
NFTゲームとは? どんなアプリがあるの?
NFTとは、Non Fungible Token(ノン・ファンジブル・トークン)のことで、ブロックチェーン技術を活用したユニークなデジタル資産・所有物です。トレーディングカードのデジタル版とイメージするとわかりやすいと思います。
NFTゲームでは、プレイヤーはNFTを入手してキャラクターを作成したり、ゲーム内で新たなNFTを獲得して取引をしたりすることができます。ここでは、英語サポートされているNFT関連アプリをいくつか紹介します。
Let Me Speak
Let Me Speak は、英語を学習している人向けの教育アプリで、アプリ内でのゲームを活用して楽しく効率的に英語を学べるように設計されています。
新規無料登録後に最初に簡単なテストのようなものが始まるので、それに答えます。アプリがその答えを分析し、あなたの英語力に合わせた学習プランを自動的に作成してくれます。最初に母国語を日本語(または自分のfirst language)に設定できるので、使用する際のアプリ言語は難しくありません。
プレイヤーは、対話型ストーリーを進めたり、ボキャブラリーや文章をクイズ形式で解いたりしていくことで、教科書的な学習ではなく、ゲーム感覚で楽しく学べます。
さらに、Let Me Speakの主な特長として “learn to earn” という機能があります。これは、アプリ内で英語を学習することでリワードとして “LSTAR (Learning Star)” という暗号資産を獲得できる仕組みになっています。LSTARはアプリ内に溜まっていきますが、10,000LSTAR以上獲得で出金も可能になります。
Let Me Speakは、iOS版、Android版アプリがそれぞれダウンロード可能です。
▼インストール後、以下のコードを利用して1ドル入手
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My Neighbor Alice
My Neighbor Alice は、スウェーデンのゲーム会社が開発した複数プレイヤーが同時参加できるメタバース型NFTゲームです。現在も開発中のゲームですが、英語言語でBeta版の早期アクセスが可能(日本語はサポートされていない)。
プレイヤーは島の住民になり、自分だけのバーチャルな土地を所有し、隣人達と交流したり、農業や魚釣りなどの活動に参加してのんびり楽しみます。島の中を自由に散策できるオープンワールドゲームとなっています。また、ファッションとライフスタイルのメディアで有名なELLEは、最初のブランドパートナーとなり、ゲーム内でELLEのコレクタブルアイテムも登場します。
ゲーム内でクエストやアクティビティに参加したり、NFTを売ってゲーム通貨の “ALICE” を獲得することができます。獲得した暗号資産 ALICE は、SimpleSwap のようなスワップサービスでBitcoinや、Etherium、リップル (XRP) などに両替することが可能です。
Zigazoo(NFTと融合した子供向けSNSアプリ)
Zigazoo は、子供達が健全なオンライン関係を築き、安全でポジティブなコミュニティを提供するために開発された、子供向けSNSプラットフォームです。このアプリには、ビデオをアップロードしてシェアする機能もありますが、人間によってチェックされており、ガイドラインに違反するコンテンツは削除されるようになっています。
ユーザーは、定期的に行われるチャレンジに参加して、優勝者はNFTを獲得することができます。ZigazooはiOS版、Android版アプリがそれぞれダウンロード可能です。
Celebrity Reads
Zigazooの取り組み “Celebrity Reads” では、人気TV司会者の Jimmy Kimmel や、俳優の Max Greenfield、Elizabeth Olsen など、各界の著名人が子供向けの絵本を読み聞かせる動画コンテンツを提供しています。
NBA、LA Lakersスターの LeBron James も、近年子供向けの絵本を積極的に製作しているセレブリティの1人で、彼のコンテンツを楽しむこともできます。
ゲーム内課金や支出リスクには注意する🤔
Web3.0の時代になり、多くのNFTゲームでは、ゲーミングをすることにより暗号資産(仮想通貨)を稼ぐモデルや、ゲーム用にマーケットプレイスが用意されており、プレイヤーはそこでゲームアイテムの売買を行うことができるようになっています。このような仕組みは、子どもたちがゲーム内でNFTを購入したり、意図しない支払いにつながる場合もあるので注意が必要です。こういった部分は親御さんの管理がなければ、子どもたちが何も理解せずに多額の買い物をしてしまうことがあります。
NFTゲームは、適切なプレイ頻度、関連するリスクの理解があれば、10代の高学年には適している可能性があります。しかしながら金銭的なリスクや中毒性があることから、低学年の小さい子供には保護者の方が付き添い、一緒にゲームプレイを楽しむようにしてあげましょう。