コラム

英語以外でよく使われるのは何語?- アメリカ国内の言語事情

投稿日:2014-05-16 更新日:

boston
(c) freefoto.com


今回はTipというより、ちょっとしたTriviaを紹介したいと思います。

アメリカ合衆国の人達の母国語といえば、英語だというのはみなさんご存知だと思います。また、ヒスパニック系の移民が多いことなどから、英語以外にも、第2カ国語としてスペイン語が最も多く使われていますよね。

では、英語、スペイン語以外では、どの言語が多く使われているのでしょうか?

下のインフォグラフィックは、U.S. Census Bureauというアメリカ機関の国勢調査を元に作られていて、州別に使用頻度の高い言語が記されています(※英語・スペイン語は除く)。

「アメリカ国内でよく使われている言語」(英語・スペイン語以外)

英語・スペイン語以外に使われている言語

Credit : Ben Blatt / Slate

こうして見てみると、アメリカにはいろんな民族がいて、どの地域にどのような人達が居住しているのかが、なんとなくわかりますよね。

例えば、ミネソタ州のHmongというのは、モン族(ラオス・ベトナム・タイ系民族)の言語で、ここにはモン系アメリカ人の大きなコミュニティがあるんだとか。クリント イースットウッド監督&主演による「Gran Torino」(邦題:グラン・トリノ)という映画の中でも、彼らの住むコミュニティが描かれています。

また、ロードアイランド州でPortuguese(ポルトガル語)が多いのは、ポルトガル系の人達が昔から移住して暮らしているんですね。あと、Navajo、Dakotaというのは、アメリカ先住民の言語です。それにしてもドイツ語圏の人達がこんなに住んでいるのにはビックリです!

もう1つ。下記のインフォグラフィック(2011年/U.S. Census Bureau調べ)によると、アメリカ国内では英語も含め、381種類の言語が使用されていて、5人に1人は、英語以外の言葉も喋るバイリンガル(またはそれ以上)なんだそうです。さすが多民族国家ですね。全ての人が普段から英語だけで会話しているわけではないようです。

「アメリカ国内で使用されている言語の数は?」
How Many Languages Are Spoken in the US?

redlinels.com

厳密に言うと、英語は、アメリカ合衆国全体の公用語というわけではないようです。ただし、ある程度の英語力がないと市民権が取れなかったり、良い職にも就けなかったりするので、英語が事実上の公用語ということになります。

もし、あなたの英語学習の目的が、海外留学や旅行であれば、目的地の事情や文化に興味を持つことも大事です。英語学習を継続するモチベーションUPに繋がると思いますので、ぜひトライしてみてください 🙂







-コラム
-, ,

執筆者:

関連記事

osmo

Osmo – 従来のアナログパズルが程よく融合したトイガジェットシステム

Osmoは、スクリーン上にデジタルゲームが映し出されるiPadアプリを目の前で見ながら、卓上に置いたパズルを並べて操作するという、なんともインタラクティブなトイシステムがアメリカのTangible P …

FILIP

普及が早いかも!? 子供用スマートウォッチいろいろ

先日、Apple Watch (2015年4月24日発売) がプレス発表され、世界中がウェアラブル業界に注目しているところですが、スマートウォッチの中でも子供用に着目し、開発を進めているメーカーもあり …

佐藤弘道お兄さん

佐藤弘道お兄さんがやってくる!大田区民公開講座

今月開催の大田区イベントのお知らせです。

株式市場

Sell in May and Go Away ってどういう意味?

株をやっている人なら、1度は聞いたことがあるかもしれません。“Sell in May and Go Away” とは、つまり「5月に売って、どこかへ行きなさい」という意味です。

英語の発音を学習するためのコツは?

(c)Plindenbaum 日本で、私たちの普段の生活では、いわゆる「カタカナ英語」発音の横文字が使われていますよね? “tweet” を「ツイート」と読んでますが、実際の英 …