とうとう日本の著名人まで参加し始めて、インターネット以外のメディアでもニュースになっていますが、SNSでいま話題のハッシュタグ「#IceBucketChallenge」とはいったいなんなのでしょうか?
#IceBucketChallenge は、ALS Ice Bucket Challenge と呼ばれていて、単なるインターネット上の連鎖的なゲームではなく、ALS (Amyotrophic Lateral Sclerosis / 筋萎縮性側索硬化症) と呼ばれる、難病の認知を拡大する為に行われているALS協会のキャンペーンの一環なんです。SNSや、動画サイト YouTube などでヴァイラル的に拡散されているキャンペーンで、主に世界中のセレブリティや著名人を中心に行われていることから話題を呼んでいます。
キャンペーン内容は、指名された人が、ALS協会に100ドルの寄付をするか、氷水をかぶるか、どちらかの選択をしなければいけないという使命を果たし、さらに新しい人を3人指名することができます。
本家の ALS協会のウェブサイト には、「I completed the challenge!」と記された、キャンペーンを行った人が使用できるFacebookのカバー写真や、TwitterやFacebook用のアイコンまでもが用意されていて、まさに協会公認のキャンペーンとなっています。
中には「ゲーム感覚で行われているだけで支援になっていない」といった、批判的な意見も出ていますが、実際には氷水をかぶってから募金する人が多いらしく、ルールなんてあって無いようなものです。そんなに目くじらを立てて大騒ぎする必要はないのでは?…と思います。ちなみに、協会サイトでは寄付金が増えたという報告もあります。寄付を募るには、まずこの病気を人々から知ってもらうこと、そして、そのキャンペーンをSNS(インターネットメディア)で行い、広まったというのは、ひとつの現代スタイルの成功例ではないでしょうか 🙂