今回はTipというより、ちょっとしたTriviaを紹介したいと思います。
アメリカ合衆国の人達の母国語といえば、英語だというのはみなさんご存知だと思います。また、ヒスパニック系の移民が多いことなどから、英語以外にも、第2カ国語としてスペイン語が最も多く使われていますよね。
では、英語、スペイン語以外では、どの言語が多く使われているのでしょうか?
下のインフォグラフィックは、U.S. Census Bureauというアメリカ機関の国勢調査を元に作られていて、州別に使用頻度の高い言語が記されています(※英語・スペイン語は除く)。
「アメリカ国内でよく使われている言語」(英語・スペイン語以外)
Credit : Ben Blatt / Slate
こうして見てみると、アメリカにはいろんな民族がいて、どの地域にどのような人達が居住しているのかが、なんとなくわかりますよね。
例えば、ミネソタ州のHmongというのは、モン族(ラオス・ベトナム・タイ系民族)の言語で、ここにはモン系アメリカ人の大きなコミュニティがあるんだとか。クリント イースットウッド監督&主演による「Gran Torino」(邦題:グラン・トリノ)という映画の中でも、彼らの住むコミュニティが描かれています。
また、ロードアイランド州でPortuguese(ポルトガル語)が多いのは、ポルトガル系の人達が昔から移住して暮らしているんですね。あと、Navajo、Dakotaというのは、アメリカ先住民の言語です。それにしてもドイツ語圏の人達がこんなに住んでいるのにはビックリです!
もう1つ。下記のインフォグラフィック(2011年/U.S. Census Bureau調べ)によると、アメリカ国内では英語も含め、381種類の言語が使用されていて、5人に1人は、英語以外の言葉も喋るバイリンガル(またはそれ以上)なんだそうです。さすが多民族国家ですね。全ての人が普段から英語だけで会話しているわけではないようです。
「アメリカ国内で使用されている言語の数は?」
How Many Languages Are Spoken in the US?redlinels.com
厳密に言うと、英語は、アメリカ合衆国全体の公用語というわけではないようです。ただし、ある程度の英語力がないと市民権が取れなかったり、良い職にも就けなかったりするので、英語が事実上の公用語ということになります。
もし、あなたの英語学習の目的が、海外留学や旅行であれば、目的地の事情や文化に興味を持つことも大事です。英語学習を継続するモチベーションUPに繋がると思いますので、ぜひトライしてみてください 🙂